クッション性が高く防水性に優れていることから、クッションフロアを
床材に使っている住宅が多いです。
貼り替えが簡単でデザインも豊富なので賃貸住宅にも多く使われています。
クッションフロアは、クッション性が高いので、大きな家具や
テーブル、いすなどを置いた際にへこみができてしまうのが欠点でもあります。
大きくへこんだクッションフロアを見ると、やはり見た目もよくないですし
賃貸住宅など退去する際に、修繕費を払わなければならないかも?と
不安になってしまいますよね。
そんな心配をしなくていいように、クッションフロアの部屋に家具を置く際には
しっかり防止策をとっておきましょう。
どのような防止方法があるのかお伝えしますね。
クッションフロアの床材に大きな家具を置く前に、ぜひ実践してしてください。
クッションフロアのへこみを防止する方法
*カーペット、マットを敷く
クッションフロアがへこむ原因は、1点に強い力が加わってしまうから!?
家具を直に置かずに、カーペットやマットを敷きましょう。
カーペットやマットは、それほど厚くなくても大丈夫です。
クッションフロアに、直に当たらなければへこみを防止することができます。
マンションやアパートの2階以上に住んでいる方は、カーペットやマットを
敷くことで階下への防音効果にもなります。
小さなお子さんがいる家庭では、防音対策も大切ですね。
部屋全体に敷くのが大変な時は、その家具の下だけピンポイントで敷くことができる
ジョイントマットなどがおススメです。
色のバリエーションも多く手軽に必要な部分だけ敷くことができます。
ジョイントマットは楽天などの通販サイトで購入できます。
*ベニヤ板などの合板を敷く
あまり動かさない大きな家具の下には、ベニヤ板などの合板を敷きましょう。
ベニヤ板などの合板を敷くことで、家具の重さが1点に集中することなく
分散されます。
重さが分散されれば、へこみができることはありません。
★洗濯機をクッションフロアの上に置く場合もありますね。
騒音防止のために防振ゴムを洗濯機の下に敷こうと思っている方、
ちょっと待ってください!!
防振ゴムをクッションフロアの上に直においてしまうと、
そのゴムによって茶色く変色してしまうことがあります。
クッションフロアと防振ゴムの間に、板を入れることを
1枚入れましょう。
*台やカバーを付ける
食器棚ほど大きくないダイニングテーブルなどをクッションフロアの床に置くときは、テーブルやいすの脚に台やカバーをつけましょう。
台を置いたりカバーをつけることで、クッションフロアに直に脚が当たるのを防ぎます。
楽天やアマゾンなどの通販サイトでも購入できますが、
100円均一のお店でも買うことができます。
消耗が激しいものですから、100均一などで手軽に
買い替えるほうがいいかもしれませんね!?
できてしまったへこみを直すには
クッションフロアのへこみ防止対策をしていても、家具をどかしたら
へこみができていた~なんてこともありますね?
でも大丈夫!!
クッションフロアのへこみって、案外簡単に直せるものなのです。
*家具をずらして、そのまましばらく放置する
置いてあった家具の重さや年月によっても、元に戻るまでの時間は
多少かわりますが、置いてあった家具をずらし、へこみの部分を
そのまま放置します。
クッションフロアの持つ弾力性でもとの形に、戻っていきます。
*蒸しタオルをへこんだ箇所に置く
熱い蒸しタオルをへこんだ箇所に置いて、しばらく放置します。
もしくは、お湯をかけてタオルでふき取ります。
クッションフロアを温めることにより、材料が膨らんでへこみが元にもどります。
*ドライヤーを当てる
へこみの部分に、少し離れた場所からドライヤーで熱風を当てます。
先ほどの蒸しタオルと同様、床材を温めてクッションフロアの中の空気が
温まり膨らみます・
あまり近い場所から熱風を当て続けると、床材が変色したり溶けてしまうので
注意してください。
*アイロンを当てる
蒸しタオルやドライヤーで復活しなかったクッションフロアに、アイロンを
当ててみましょう。
高温になりすぎたアイロンを直にへこみに当ててしまうと変色や溶ける原因に
なってしまうので十分注意してください。
アイロンの温度は低温に設定して、床のへこみに濡らしたタオルなどをおき
その上からアイロンを当てます。
★このような方法で、へこみが戻らないときは最終手段として
フローリング補修用のパテを使って修復することもできます。
ただし、賃貸住宅などにお住いの方は、勝手に修復してしまうと
退去の時などに、修繕費用を取られてしまうかもしれません。
大家さん、不動産屋等に相談しましょう。
まとめ
クッションフロアの床材は、クッション性が高く防水性に優れているので
多くの住宅に使われています。
そのクッション性から重い家具などを置くとへこみができてしまいます。
模様変えなどで家具を動かすと、へこみを見つけて焦ってしまうことがありますね。
でも、そのへこみは案外簡単に直せます。
温かい空気を当てたり、アイロンなどで熱を加えると中の空気が
膨張してへこんだところが元のように膨らんできます。
初めから防止策を講じておけば、へこみを作ってしまう心配もありません。
簡単にできる防止策をいくつかご紹介しましたので、ぜひ試してみてください。