40歳を過ぎたころから、手の甲の血管が浮き出て見えるようになってきました。
肌や髪の毛のケアには気を付けていたけど、手の甲のお手入れはさぼっていました
電車のつり革を持つのもちょっと恥ずかしいし、会社でパソコンのキーボード叩いているときも
誰かに見られているようで仕事に集中できない…。
“どうして手の甲の血管は浮き出てしまうのだろう“ そんな疑問にお答えします。
手の甲の血管が浮き出る原因は肌の老化だった!?
年齢を重ねるにつれ、肌の中のコラーゲンやエラスチンといった成分が減ってきます。
コラーゲンやエラスチンは肌に弾力を与える仕事をしています。
ハリがある肌は血管も目立ちにくいのですが、しぼんだ肌は皮膚が薄くなり血管が浮き出て
見えます。
紫外線を浴びた肌は乾燥し、さらに肌の代謝機能が低くなります。
もともと手の甲は、皮下脂肪が少なくさらに乾燥したことでハリのないしぼんだ肌になってしまいます。
そのため血管が浮き出て見えるのです。
肌を乾燥させないための紫外線対策として、日焼け止めを常に手の甲にぬるのが理想的ですが、
皿洗いなど水仕事をすると日焼け止め剤がすぐとれてしまうからと、
手の甲には塗らないでいると
ますます日焼けしてしまい肌の乾燥につながります。
水仕事や手を洗った後などには、必ずクリームをつけて保湿と乾燥予防をしましょう。
手にハリを与えてくれるヒアルロン酸配合のハンドクリームも販売されています。
また、ぽっちゃりさんより痩せている人のほうが皮下脂肪が少ないため、
より手の甲の血管が目立ってしまいますね。
手の甲をマッサージするだけでも一時的ではありますが、症状が緩和します。
手の甲の血管が浮き出る原因は血管の老化だった!?
血管も年齢と共に老化します。加齢によって血管の弾力がなくなり浮き出て
目立ってしまうのです。
特に太い静脈は目立ちやすくなります。
血液がサラサラの場合、血管の中で停留することがないので血管が目立つことは
ありませんが、血液の流れが悪いとゆっくりと血液が流れて血管が浮き出ます。
動脈硬化や生活習慣病で血液がドロドロになっている場合や、高血圧に伴う心臓疾患のために
静脈圧が高くなった場合など手の甲の血管が浮き出ることがあります。
冷え性などの血行不良を起こしている場合も、手の甲の血管が浮き出てきます。
手の甲の血管が浮き出ないようにする対策はあるの?
まずは、手の甲のお手入れを念入りにすることから始めましょう。
水仕事が多いから日焼け止めや保湿剤を塗らないという人がいますが、まめに塗ることで
手の甲の乾燥を防ぎハリを保ちます。すると血管も目立たなくなります。
また、血行不良が原因で起こる場合には、まずは体全体の血流を良くすることが大切です。
激しい運動ではなく、ウォーキングをしたり階段の昇降など適度な運動を生活に
取り入れてみましょう。
ふくらはぎを動かすことは、体全体の血流を良くすることに繋がります。
高血圧やドロドロ血液といった生活習慣病が原因で血管が浮き出ている場合は、
食生活の見直しも大事です。甘いもの肉類お酒油っこいものを少なくしたり、
動脈硬化を予防するといわれる大豆サポニンを多く摂るように心がけましょう。
毎日簡単に大豆サポニンを摂るのなら納豆がおススメです。
血液が滞留しなくなれば浮き出た血管も次第に症状が緩和していきますよ。
手の甲の血管が浮き出ていると、顔やスタイルよりも年齢を感じさせてしまいます。
いつまでも若々しくいるために少しずつできることから始めましょう。