近所に潮干狩りができる砂浜があります。
今日、そこでハマグリをたくさん採ってきたので、まずは砂抜き!!
1時間も前から砂抜きしているのですが、肝心の砂が出てきません(泣)
砂抜きしないと食べたときに、あのじゃりっとした感覚が口の中に広がって
美味しさも半減してしまいますよね!?
砂抜きの正しい方法について調べてみたので
ハマグリの砂抜きで困っているあなたにお伝えしますね。
目次
バットとざるを二重にして入れる
ハマグリの砂抜きなんて塩水作ってボールに入れて
そこのハマグリを入れておけば、勝手に砂を吐くんでしょ!!って
思っていたんです、私。
でも入れ方にもちゃんとした決まりがありました。
・バットなどの平たい容器に、はまぐりを平らに並べます。
ここでもポイントは、ハマグリを重ねないことです。
ただ、ぽんぽんとボウルに入れてはダメなんですよ~
浸す水の深さも関係あり。 ハマグリが少し顔を出すくらいにして
深すぎないようにします。(私はかなり多めの水を入れていました)
時間は2~3時間ほど。涼しい場所なら一晩おいても大丈夫です。
バットとざるで二重にすると、ハマグリが一度吐き出した砂を
再び吸ってしまうことがないので、より完璧に砂出しができます。
塩加減は合っていますか?
・なかなか砂を吐きだしてくれない原因は水の塩分濃度が
今まで住んでいた環境と違うからなんです。
ハマグリを採った海の水と同じ濃度が理想です。
潮干狩りにいった帰りに海水も一緒に持って帰り
その海水で砂抜きすればバッチリ。
それができなければ、自分で海水と同じくらいの濃度の
水を作りましょう。
自分で舐めてみて、海水より少し薄めの感じで充分だと思います。
目安としては3%食塩水を作って、その水で砂抜きします。
ちなみに水は1ccは1gなので、100ccに対して3gで3%の割合
1カップのお水に小さじ1の塩くらいを溶かします。
カルキ臭い水道水だと上手に砂を吐きだしてくれないかもしれません…
塩が濃すぎても、薄すぎても貝は砂出ししてくれないので
一定時間待っても砂を吐いていないようなら
もう一度、濃度に注意して食塩水を作ってみましょう。
水温は冷たすぎませんか?
・水の温度が低すぎるとハマグリが仮死状態になり
活発に動かなくなります。
当然、砂も吐き出しません。
水温は20℃位にします。
明るすぎませんか?
ハマグリは明るい場所では活発に動きません。
バットに新聞紙などをかぶせて暗くしておくとよく砂を吐くようになります。
水管からピュッと水を出すとバットの周りも水浸しになってしまうので
新聞紙などをかぶせておくことで、周りが汚れずに済みます。
つぎは塩抜き!
砂抜きをしたはまぐりは、そのままだと体内に塩水を含んだ状態。
このままお料理に使うと料理の味がしょっぱいものになってしまいます。
砂抜きで使用したざるとバットに水や塩水は入れずに
はまぐりだけを入れて放置しておきます。
新聞紙などでフタをして1時間くらい置けば
ハマグリは塩水を吐き出します。
このひと手間が、美味しく食べるコツですね~。
時間がない!ハマグリの砂抜きをすぐするには
ざるとバットを用意してはまぐりを並べ、40~50度お湯を注ぎます。
はまぐりが全て浸かるくらいのお湯を入れます。
途中で温度が低くならないように、湯をたしながら5分~20分待ちます。
これであっというまに砂抜きができますよ。
その後、よくもみ洗いをして、湯を捨てます。
水道水で洗っても大丈夫です。
すぐ食べないときの保存方法
冷蔵保存する
水で湿らしたキッチンペーパーか新聞紙でハマグリを包んでから
タッパーやジップロックなどに入れて冷蔵庫で保存します。
タッパーやジップロックのフタをしてはいけません。
ハマグリが呼吸できなくなってしまいます。
キッチンペーパーや新聞紙が乾いてきたら霧吹きなどで湿らせると
3日ほど保存ができます。
冷凍保存する
ジップロックなどの冷凍に対応しているフリーザーバッグに、水気をふき取ったはまぐりを
平らに並べて、冷凍庫へ入れます。
短い時間で凍結することでおいしさをキープできるので、冷凍庫の下の方に入れるといいです。
冷凍したはまぐりは1ヶ月程度持ちます。
冷凍保存していると、どうしても乾燥して水分が抜けれしまうので
なるべく早く使い切りましょう。
まとめ
コツさえわかれば、ハマグリの砂抜きは簡単です。
「砂が出てこない」と心配することもなくなります。
上手に砂抜きと塩抜きをしたはまぐりは、すぐ食べなくても冷蔵や冷凍で保存が可能です。
潮干狩りの季節になったら、たくさんのハマグリを採って
上手に砂抜きして美味しく食べてくださいね。