孫のひな祭りのお祝いで、お食事会をするというので
私は手作りシュークリームを作ることにしました。
もちろんカスタードクリームも手作りで…
その結果…張り切って作ったカスタードクリームが全然固まらない!?
サラサラのままでスープみたい。 これって失敗ですよね~
何がいけないんだろう???
レシピを調べてみたら、固まらない原因と思われることが
いくつか書いてありました。
*卵の量を間違えた
*小麦粉の量を間違えた
*加熱時間が短い
私が失敗した理由は、卵の量でした。
「卵黄だけ使う」と書いてあるレシピなのに
全卵使って作ってしまったのでクリームが
固まらなかったのです…。
目次
カスタードクリームが固まらないのは全卵を使ったから!?
お菓子作りで失敗しないためには、レシピ通りに材料を正確に計量すること…と
本にも書いてあります。
レシピには“卵黄”と書いてあったのに、“全卵”を使ってしまったため
カスタードが固まらなかったのです。
卵白の90%が水分なので、全卵を入れると水っぽくなるのは当然です。
さらにタマゴの風味やコクが失われてしまいます。
卵白は、熱を加えることで固まるのでゴロゴロと口当たりが悪い
カスタードになってしまいます。
薄力粉や牛乳の量を間違えてしまうと、同様に
カスタードが固まらなかったり、粉っぽい仕上がりになります。
加熱時間が足りないと固まらない
カスタードクリームは、ゼリーなどのように冷やして固まるものではありません。
加熱することでタマゴのタンパク質が凝固し薄力粉のデンプンが糊化して固まるのです。
加熱時間が短かったり、温度が低ければサラサラの水っぽいカスタードクリームが
出来上がります!?
鍋に入れた材料をゆっくりかき混ぜながら、手は動かし続けます。
火から鍋を遠ざけたり、近づけたりを交互に繰り返し、怖がらすに加熱していきましょう。
水分が蒸発して、モッタリと木べらが重く感じるようになったら火を止めます。
油断すると焦げてしまったり、ダマになるので要注意ですよ~。
「失敗しないカスタードクリームの作り方」
孫のためにも再チャレンジ!!
今度は、絶対失敗しないぞ~
そこで参考にさせていただいたのは
三越伊勢丹グループが運営するFoodie(フーディー)というサイトから
洋菓子担当の和田真由子さんのレシピです。
URLはこちら→https://mi-journey.jp/foodie/45532/
(材料)
卵黄…3個
牛乳…2カップ(400ml)
砂糖(上白糖)…70g
薄力粉…30g
あればバニラオイル…少々
① 卵黄、砂糖をボウルに入れ、白っぽくなるまですり混ぜる
♦POINT♦
あとで牛乳を加えたときに、卵黄が固まってしまわないように
卵黄と砂糖をしっかりまぜておく。
②薄力粉を加えて、軽く混ぜる
♦POINT♦
粉が見えなくなるくらいさっと混ぜればよい。
薄力粉を混ぜすぎると粘りが出てしまう。
③小鍋に牛乳を入れて火にかけ、鍋肌からフツフツと泡が出てきたら火を止めます。
♦POINT♦
牛乳を熱くし過ぎると膜が張ってしまいます。
この時、牛乳を一気に入れてしまうと卵黄が固まってしまうので注意する。
④牛乳を少しずつ加えながら混ぜる。
バニラオイルがあれば、3~4滴加えます
⑤鍋に移して中火にかける。木ベラで絶えず混ぜながら
とろみをつけ、なめらかなクリームにする
♦POINT♦
・加熱していくうちに形状がサラサラ~トロリ~モッタリに変わっていく。
サラサラしていても焦らずゆっくり混ぜ続ける。
・表面に小さな気泡ができて固まり始めたら混ぜるスピードを上げる。
・クリームが焦げてしまわないように、火加減に気を付ける。
鍋を火から離したり近づけたりしながら。
・表面に大きめの気泡が出てきたら、もう少し。引き続き混ぜていく。
⑥クリームがモッタリとした状態になったら完成。
木べらを持ち上げて、下に落ちたクリームの筋が表面に残るくらいになって
いればOKです。
⑦火からおろして、バットに広げる。ラップをかけて粗熱をとってから
冷蔵庫で冷やします。
♦POINT♦
・ラップはカスタードクリームの表面に密着するようにかけること。
・余熱が入らないように氷を広げたバットの上に
クリームを入れたバットを重ねるといい。粗熱が取れたら冷蔵庫に入れる。
カスタードクリームの保存方法
空気を入れないようにラップでしっかり包み、保存袋などに入れて
冷蔵庫で保存する。
作ってから2~3日以内に食べきりましょう。
風味が落ちてしまうので冷凍保存はしないようにしましょう。
おにぎらずの海苔のサイズは? 専用の海苔も発売されています!!
まとめ
お菓子作りは、正しい分量で作るのが基本です。
今回のカスタードクリーム作りは、自分勝手に
卵の分量を変えてしまい失敗しました。
これからは、レシピをしっかり見て
材料の分量をきちんと計り、作りたいと思います。
皆さんもおいしいカスタードクリームを作ってくださいね。