今年に入って初めて部屋でゴキブリに遭遇しました。
2年前からゴキブリキャップを使っていますが、
それまではゴキブリが出て来なかったのですが…
ゴキブリキャップが効かなくなってしまったのでしょうか?
このままだと、いつゴキブリが出てくるのか不安でゆっくり眠れません。
ゴキブリ駆除は、いろいろな方法を合わせて行ったほうがいいと
害虫駆除のプロから聞いたので、ゴキブリキャップが効かなくなった時に
行えるゴキブリ駆除方法についてご紹介します。
ゴキブリキャップとブラックキャップの違い
ゴキブリキャップとブラックキャップは有効成分に違いがあります。
商品名 | ゴキブリキャップ | ブラックキャップ |
有効成分 | ホウ酸 | フィプロニル |
持続期間 | 設置後、約1年 | 設置後、約6か月 |
駆除方法 | 食べたゴキブリが脱水症状になり、水を求めて這い出してきて息絶えるという駆除方法。 | 神経伝達物質であるGABA(ギャバといって天然アミノ酸のひとつで興奮を鎮めリラックスをもたらしたりするもの)の作用を阻害する駆除方法。 |
その他特徴 | ホウ酸とタマネギを使ったゴキブリ用の誘引殺虫剤。
タマネギの誘引効果で集まったゴキブリは、収容ケースの穴からエサを食べる。 エサを食べたゴキブリは有効成分の働きで脱水状態となり死ぬ。 効果が表れるのは、配置後7-15日後。 |
速効性の成分フィプロニルを配合。エサを食べたゴキブリを速効的に退治する。薬剤に抵抗性を持ったしぶといゴキブリにも効果あり。エサを食べたゴキブリが持つ卵も殺せます。卵から成虫まで、トータルに効き目を発揮。
エサを食べたゴキブリだけでなく、そのゴキブリのフンや死骸を食べたゴキブリにも有効です。巣の中の幼虫や他の成虫もすばやく巣ごと駆除される。 |
使用方法 | 収容ケースのまま、ゴキブリのいそうな台所、洗面所、家具・器具等の裏、冷蔵庫の裏などに1平方メートル当り1個を目安として置く。 | 1個ずつ切り離して使う。(容器の内容物は取り出さない)
台所の隅や流しの下、冷蔵庫の周囲などゴキブリの生息する場所に5平方メートルあたり2~4個置く。 |
使用する際に注意すること(ゴキブリキャップ、ブラックキャップ共通)
*小児の手の届かない場所に配置する。
*.食品と区別して、誤って食べることのないようにする。
*内容物を容器から取り出して使用しない。
*.説明文をよく読んでから、使用する。
*ゴキブリ駆除以外の用途には使用しない。
*使用済みのものは各自治体の指示に従って処分する。
*開封するしないに関わらず、有効期限を過ぎると誘引効果がなくなる。
*開封後は保管せず全部配置する。
ゴキブリもゴキブリキャップやブラックキャップのエサに
飽きてしまうこともあるので、交互に使う方法も試してみるといいですね。
その他の駆除方法
▼ 粘着捕獲器(ゴキブリホイホイなど)
ゴキブリの通りそうなところに仕掛ける。
粘着シートとエサを使っておびき寄せる。
捕獲効果が確認できる。
▼ 直接殺虫剤(ゴキジェットなど)
エアゾールスプレーなどの薬剤を直接ゴキブリに噴霧する。
死骸を回収しないといけない。
見えるところで死んだ場合は、すぐに死骸を回収できるが
逃げ回っているうちに弱って死んだ場合、見失ってしまうことも…
▼ 侵入防止まちぶせスプレー(バルサンまちぶせスプレー・
ゴキブリがいなくなるスプレーなど)
ゴキブリが侵入しそうな場所や通り道にスプレーする。(侵入防止効果があり)
そこを通ったゴキブリに薬剤が効いて駆除される。
2週間~1か月ほどの効果がある。
▼ 叩く潰すなど
ゴキブリを見かけたら、素早く近づき思いっきりたたく。
死骸がつぶれてしまうことがある。逃げられることも…
その後の処理が苦痛。
▼ 燻煙剤を使う
繁殖期の前(4~5月頃)卵より羽化したゴキブリ駆除のため
活動が活発になる時期(7~8月頃)
ゴキブリが越冬しないように(9~10月頃)などと、数回に分けて
燻煙剤を使用するのが効果的。
住んでいる地域によって時期は、変わりますが…
新居に引っ越す際も、燻煙すると安心ですね。
この燻煙剤には、ゴキブリを寄せ付けない薬剤が含まれているので
おびき寄せるタイプの駆除剤(ブラックキャップなど)を一緒に使う場合は
燻煙剤がかからないように気をつけます。
ブラックキャップなどのエサに近づかなくなってしまいます。
普段から気をつけること
ゴキブリ対策で最も大切なのは清潔な環境作りです。
生ごみやペットのエサの食べ残しなどを掃除する。
部屋に落ちている毛髪、切り爪、フケ、菓子クズ、野菜クズ、
ペットの毛・油汚れなどをこまめに掃除する。
飲み物を残さない(ビールやジュースの空き缶注意)
台所、風呂、洗濯機、食器洗い器、洗面所、トイレ、窓などの水分を拭きとる。
収納や片付け整理整頓を心がけゴキブリが侵入しにくくする。
窓や玄関の開け閉めに気を付ける。
エアコンの配管や壁穴、排水パイプなどの隙間から侵入してくることも!?
日ごろから家の中や外を清潔な環境にしておくことが大切なのですね。
台風の季節に心配なこと…窓ガラスが割れないように雨戸で対策する。