庭にある金柑がたくさん実り、今年初めて甘露煮を作って冷蔵庫に保存していました。
金柑の甘露煮って 賞味期限はだいたいどれくらいなのでしょうか?
タッパーで保存していましたが、売っているジャムなどは
みんなガラス瓶に入っているし…
いろいろ心配になって、この金柑の甘露煮の作り方を
教えてくれた祖母に聞いてみました。
砂糖の分量によって保存期間が変わる
金柑の甘露煮の保存期間は、作るときに入れる砂糖の分量によって
変わってきます。
砂糖で金柑の甘露煮を作る場合
金柑の全体量に対して使う砂糖の量が
30%以下だと約3週間
50~60%くらいなら1ヶ月~40日程度ほど
さらに酢やレモン汁を入れて作れば2ヶ月半程度と
長持ちします。
甘さの好みやその家独自のレシピなどがあるので、
作り方はいろいろですが上記の期間を目安にしてください。
*60%の場合⇒金柑 1kg、砂糖 600g、水 50ml
*50%で酢を入れる場合⇒金柑 1kg、砂糖 500g、酢1カップ
(こちらは水を入れていないので、より長く保存ができますよ)
*金柑 1kgに対し、はちみつは4~5割程度の量を入れる。
*砂糖やはちみつの量が多いほど、長く保存することができますが
味の好みもあるので調節してください。
★冷蔵庫だと約1ヶ月、冷凍だと3ヶ月程度は大丈夫です。
★保存容器はタッパーなどではなく、口がしっかり閉まる
ガラスの瓶を煮沸消毒してから使います。
煮沸消毒…小さめのガラス瓶を用意する(ジャムなどの空き瓶)
瓶がすっぽり入るくらいの水を張ったなべに、
瓶とフタを入れ、10分ほど煮て煮沸消毒する。
トングなどで湯から引き上げる。
清潔な布巾やキッチンペーパーの上に、瓶の口を下にして置き
乾燥させる。
★口の大きい瓶は空気が入りやすいので使わない!!
脱気殺菌…甘露煮にした金柑を冷ましてから、蜜ごと瓶に入れる。
金柑の甘露煮を入れた後、大きななべに瓶を並べて
瓶の7~8分目まで湯を張ります。
瓶のフタを軽く閉めて15分煮沸する。
瓶が熱くなっているので、ゴム手袋や軍手をはめて瓶を取りだす。
その後瓶のフタを固く閉め直し逆さまにして冷ます。
瓶の内部を減圧状態にすると細菌が繁殖するのに必要な
酸素が少ない状態になるので長期間保存が可能になります。
瓶のフタを閉めなおすときは、瓶もお湯も熱いのでやけどには
十分気を付けて行って下さいね。
金柑の甘露煮は、お正月のおせち料理にも使えてとても美味しい食材です。
砂糖やはちみつの量を調節しながら作って上手に保存して食べてください。
この金柑、とっても美味しいです!!
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