毎年、梅雨から初夏にかけて我が家の浴室には
黒いハート形の羽根をもつ変な虫が出てきます。
気になって図鑑で調べたら「チョウバエ」というコバエの
仲間らしいのです。
刺すなどの直接の被害はありませんし1匹くらいなら…なんて思っていましたが
日に日に数が増えていくのを見ると、不快感は募るばかり。
害虫用の燻煙剤を使ったり、風呂カビ用の洗剤を排水口に撒いてみましたが
その時は、いなくなっても数日経つとまた発生してくるのです!?
根こそぎチョウバエをやっつける方法について調べたので紹介します。
いますぐ実行できることもあるので、チョウバエに悩まされているあなたの
お役に立てるかもしれません。
ぜひ試してみてください。
チョウバエの発生する原因
チョウバエは水分があって汚れているところを好みます。
成虫は部屋の窓やドアなどから侵入して風呂場や台所、トイレなどに
溜まった汚泥、ヘドロ、石鹸カス、皮脂などの汚れやヌメリ、髪の毛などの
溜まっている場所に卵を産み付けます。
《チョウバエの一生》 1サイクル20~30日
卵 ⇒⇒ 幼虫 ⇒⇒ 蛹 ⇒⇒ 成虫 ⇒⇒ 産卵
*幼虫の期間は2週間
*蛹から成虫になるまで3~4日
*成虫期は2週間
*1回に200~300個の卵を産む(1匹)
チョウバエは、コバエの中でも幼虫の期間が2週間と長いため
幼虫期の間に駆除してしまうのが効果的!!
チョウバエを見つけたら
▼卵を見つけたら
チョウバエは卵が成虫になるまでに約20日間かかります。
卵を産みつける場所=浴室のヌメリや汚泥、髪の毛などを
全て取り除きましょう。
排水溝に詰まっている髪の毛はゴム手袋をはめて
手で取ってゴミ箱に捨てましょう。
排水溝のヌメリはカビキラーをかけてしばらく放置し
使い古しの歯ブラシなどでこすります。
排水管にはパイプユニッシュなど詰まりを解消する薬剤を流しておきます。
この時、薬剤の種類によっては混ぜて使うと危険なものもあるので
注意書きをよく読んでから作業にとりかかりましょう。
▼幼虫を見つけたら
チョウバエの幼虫は、黒くて消しゴムのカスみたいな形をしています。
一見、ごみと見間違ってしまいますがよく観察すると
もぞもぞと動きます。
見た目が気持ち悪くて駆除することに躊躇してしまいますが
この幼虫の時期に駆除することがチョウバエを増やさないための最良策です。
幼虫は飛んで逃げてしまわないので、殺虫剤を使ってやっつけます。
見えていない排水管の奥のほうにも幼虫がいる可能性が高いので
手が届かないところにはムース状の殺虫剤を撒きましょう。
コバエ用ムースBIG(400ml)
デミリンという殺虫剤は、幼虫が脱皮をするのを阻害する薬剤です。
幼虫がこの薬剤を吸収すると脱皮する時期になっても正常に脱皮できず
成虫になる前に死んでしまいます。
チョウバエ ユスリカ コバエ 幼虫駆除 デミリン発泡錠 1%
★投げ込むだけの簡単使用で雨水ます、側溝、浄化槽などから発生する
不快害虫を駆除できます。
哺乳動物、鳥類、魚類に対し極めて低毒性です。
|
▼成虫を見つけたら
・成虫を退治すコバエ専用の殺虫剤を噴霧する。
・熱湯を成虫が溜っているところにかける
・ハエ捕りリボンや粘着シートで捕獲する
・バルサンなどの燻煙剤を焚く
・めんつゆと洗剤を殺虫剤代わりにして駆除
桐灰化学 ハエ取りリボン 室内用 5本入
ヤシマピタットBOX 大型ロール式ハエ取り紙
バルサン いや~な虫 不快害虫用 6~10畳用 20g×3
▼チョウバエってどんな虫?
黒色でハート形の羽根を持つ。
体の表面に毛が密生している。
日本では約50種いる。
4月~12月(年間を通じて発生あり)
湿地や沼などの水際が主な生息地で
住宅では、お風呂や台所の排水まわり、下水管などのぬめりのある
ヘドロを好む。
外から室内に侵入することが多く、夜行性。
▼チョウバエを発生させないために…
・家に侵入させない
お風呂場の窓や台所の勝手口などを
開けっぱなしにしないで
外部からの侵入を防ぐことから始めます。
換気はこまめにしたいというときは網戸をつけて侵入を防ぎます。
・卵や幼虫を羽化させない
家の内部でチョウバエを大量発生させないためには
繁殖させないことが重要です。
卵を産ませない、幼虫が育てないようにすることが大切です。
そのためには日ごろから掃除をまめにして清潔な環境を作ることです。
チョウバエを駆除する対策として基本は清潔にすることが
一番大切だとわかりました。
わが家の浴室の排水口が、髪の毛が詰まってしまい
流れが悪くなってしまった時期があります。
その時に、パイプ詰まり防止の薬剤を定期的に使い始めてから
チョウバエがいなくなったようです。
偶然にチョウバエ駆除対策になったのですが、
これを機に浴室の掃除をまめにしようと反省しました!!