高校2年生の息子は、夏休みの間に夜更かしする癖がついてしまい
学校が始まっても、朝なかなか起きられない状態です。
朝ごはんも食べずに飛び出していくことも…
これでは育ち盛りの身体に良いわけがありません。
「生活リズムを整えるのには、体内時計をリセットすることから…」と
管理栄養士の友だちに言われました。
体内時計をリセットする方法は、たった2つの事を実践すればいいのです。
管理栄養士から聞いた方法をご紹介します。
体内時計をリセットする方法は2つある
1つ目は朝の太陽の光を浴びる
朝おきたらすぐにカーテンを開けて室内からでもよいので太陽の光を浴びましょう。
浴びる時間の目安は、起きから2時間以内に20分~30分浴びるのが理想です。
体内時計をリセットするために必要な光の明るさ2500ルクス以上で、
大きな窓から日の入る教室程度の明るさで十分です。
自然光は曇りでも1万ルクスあるため、曇りの日に外出すれば体内時計リセットすることが
できます。
眠る部屋にもこだわるのなら、部屋は東側か南側にしましょう。
窓際にベッドを配置するのがいいですね。
部屋に差し込む朝日で目覚めるのが理想的です。
部屋のカーテンは遮光カーテンではなく、光を通すタイプのカーテンにします。
体内時計のリセットに有効なのは午前中の光までです。
2つ目は朝食をしっかり食べる
食事をすることで体内の各器官が刺激され体内時計をリセットします。
朝食にパンを食べる家庭も多いですが、主食のパンだけではなく
おかずや味噌汁(スープ)などを用意してバランスよい食事を
心がけましょう。
パン食よりお米のほうが体内時計をリセットするスイッチが入りやすいです。
タンパク質は熱に変わりやすいため、朝から肉や魚といったタンパク質を摂ることは
より体内時計をリセットするのに効果的です。
体内時計のリズムが乱れると…
体内時計のリズムが乱れると睡眠障害やホルモンバランスの乱れます。
その結果、肥満や消化器の不調、めまいなど体にさまざまな悪影響が起こってきます。
血圧・体温・ホルモン分泌などにも深く関わってくるので
体内時計が乱れを安易に考えないでください。
体内時計とは…
人の体内時計の中心となる部分は、脳の「視交叉(さ)上核」という部位にあり
カラダのほぼすべての臓器にもそれぞれ体内時計があります。
脳の体内時計から指令が出て、体内の臓器がさまざまな生体リズムを刻んで
動いています。
ふだん時間などを意識しなくても、朝に目覚め、日中は脳も体も活発に活動し、
夜になると体が休息を求め眠りにつくというような、自然に備わっているリズムのことです。
この時計は少しずつずれが生じます。
このずれを生活周期の24時間に調整することを体内時計のリセットといいます。
体内時計の乱れは肥満、糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病などに
悪影響を及ぼし、また脳卒中や心筋梗塞など命にかかわる病気を引き起こす危険性も高まります。
体内時計の乱れは、睡眠だけではなくホルモンバランスや自律神経の働きのリズムにも
影響を及ぼし食欲や意欲の減退などの体調不良を引き起こします。
まとめ
特に成長期にある子どもたちの生活リズムの乱れには、十分気をつけてあげましょう。
夜遅くまで携帯電話の画面とにらめっこして、ついつい夜更かし…
次の朝には、頭の中もぼーっとして起きられない…なんていう子が増えています。
うちの息子もそうなりかけていたので、早く気づけて良かったと思います。
今では、朝一番にカーテンを開け窓から外気を取り込みんでいます。
朝食もお米を中心に、味噌汁、納豆、海苔、卵などシンプルなおかずを用意しています。
自分からスッキリ目覚めることはたまにしかありませんが
この習慣をこれからも続けていきたいと思います。